2016年5月に実施予定の次期フィリピン大統領選挙で予想される候補者について、本誌前号(当欄)では、民間調査機関「ソーシャル・ウェザー・ステーションズ(SWS)」が4月下旬に発表した支持率調査でトップ3に入った政治家を紹介した。今号では、6月初めに英字日刊紙「Manila Standard Today(MST)」が発表した最新の支持率調査でトップ9に入った顔ぶれのうち、すでに紹介した3氏(ビナイ副大統領、ポー上院議員、ロハス内務・自治相)を除く6氏に焦点を当てる。6氏は、実際に大統領選に出馬するしないにかかわらず、各人が今後、有力「候補」およびその所属勢力・政党とどのような駆け引きを展開するかによっては選挙に至る政局で「キーパースン」を演じる可能性がある。