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産業アナライズ<自動車> |
世界小型車戦争・最終回
日本車の立ち位置 |
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グローバルか、ローカルか――現在、自動車メーカーは車両寸法ごとに基本骨格、いわゆるプラットフォームの設計をひとつに絞る傾向にある。多くの国・地域で生産・販売活動を行なう自動車メーカーは、ひとつのプラットフォームから地域ごとの仕様を派生させることで1台当たりのコストを抑えている。これがグローバル対応だ。その一方で、地域ごとに最適のモデル設定を行なう例もあり、近年ではとくに中国や南米向け商品でこの設定が増えている。これがローカル対応である。日本の自動車メーカーも例外ではない。しかし、日本には世界的にも珍しい独自規格として「軽自動車」がある。エンジン排気量660cc以下、車両寸法は全長3.4m×全幅1.48m×全高2m以下という法規の枠がある。軽のプラットフォームをどう設計するかの方法論はスズキ、ダイハツ、ホンダ、三菱自動車の軽4社それぞれが各社各様だが、その上のクラスである1000cc級のAセグメント車との棲み分け、あるいは設計共有も重要なテーマである。小型車の行方を追う連載の最終回は、日本の軽自動車に焦点を当てる。 |
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