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産業アナライズ<化学> |
韓国の石化事情〜販売・内需とも減少
2015年は回復予想も弱気/輸出も不透明感〜APIC2015より |
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韓国の2014年における主要石化製品販売(合成樹脂・合繊原料・合成ゴムの合計)は前年比2.7%減の2,120万トン、輸出は2.4%減の1,175万トン、内需は2.6%減の1,048万トンといずれも減少した。合成樹脂の販売は0.6%増の1,275万トンとわずかながら増加を保ったが、合繊原料と合成ゴムは輸出環境の悪化などを背景に設備稼働率が低迷し、販売量はそれぞれ7.9%減の744万トン、2.7%減の101万トンと振るわなかった。2015年は3分野合計で販売が0.9%増の2,138万トン、輸出が0.8%増の1,184万トン、内需が0.5%増の1,053万トンといずれも微増を予想。合繊原料は引き続き減少する見込みだが、2014年に稼働したPE(ポリエチレン)などの新設備が増加に寄与するとみている。 |
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