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ビジネスレポート |
医療、航空宇宙も初参加した国際展がバンコクで開催 |
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国際展示会企画・運営のUBMアジア(タイランド)社が主催する『INTERMACH 2015』その併催としてタイ政府投資委員会(BOI)産業連携開発部(BUILD)が主催する東南アジア最大の周辺産業展『サブコン・タイランド』が去る5月13日から16日までバンコクのBITEC展示会場で「世界40カ国から1,200社の出展」(UBMアジア社)規模で開催されたが、今回の展示会では初めて医療機器メーカーを集めたパビリオンなどが設定された。タイ暫定政権で工業大臣を務めるチャカモン・パアースクワニット(元BOI長官)は初日のオープニングセレモニーで「この展示会は今年終わりに東南アジアの市場が統合されるAEC(ASEN経済共同体)を控えた重要な時期にタイの生産性、競争力を高めることにつながる重要な展示会」と位置づけ、BOIの女性長官であるヒルンヤ・スチナイ女史は、「(BOIとしても)今後は医療(メディカル)と宇宙工学のサポートにも力を入れたい」と挨拶した。展示会場の上階では100以上の専門セミナーが開催されたが、医療機器、航空宇宙の下請け産業をテーマとしたセミナーも開催され、航空宇宙関連セミナーでは航空機部品メーカーとしては純タイ企業として唯一の存在であるCCS社の社長などが講演した。タイ政府は産業の高度化で“中所得国のワナ”に陥らないことを目指しているが、今回の展示会もこの方針にそったものだった。 |
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