第36回アジア石油化学工業会議(APIC)が5月7〜8日に韓国のソウルで開催され、アジア最大の石化産業イベントとして成功裏に幕を閉じた。今回のテーマは「Turning Threats into Opportunities for Asian Petrochemical Industry(アジアの石油化学の脅威から機会へ)」。米国のシェール、中東の天然ガス、中国の石炭など低コストな非ナフサ由来原料の存在が顕在化するなか、ナフサベースであるアジアの石化産業がどのように競争力を維持していくか、といった課題のほか、原油安などについて様々な意見が交わされた。