中国・アジアの工場進出情報

2015.5.15 Vol.27 No.9
ビジネスレポート
25周年迎えたタイのTICON、
インドネシア進出など積極経営展開

 数多くあるタイの工業団地の内で有名な20カ所ほどの団地内で賃貸工場を707ユニット開発した純タイ企業であるタイコン・インダストリアル・コネクション株式会社(略称TICON)の賃貸工場に限っても200社近い日系企業が入居している。日本など外国の製造業がタイで土地を購入してから工場を建設するのではなく、短期間で操業できる賃貸工場を提供することを目的として1990年に設立されたTICONは今年で25周年を迎えた。従来の賃貸工場スペースは数千平方メートル規模が多く、販売する最低スペースの賃貸工場は1,000平方メートルだったが、日本からの中小企業によるタイ投資がメーンとなったことに対応して今年から工場スペース550平方メートルという賃貸工場も販売開始したが、「すでに5件(550平方メートルの賃貸工場を)を販売したが入居したすべてが日本企業。このスペースのミニ工場だけで今年中に20〜30件の販売を見込んでおり、すべて日本企業の入居となる見込み」だとTICONのウィラパン・プンケト(Virapan Pulges)社長(MD)が筆者に明らかにした
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved