中国・アジアの工場進出情報

2015.4.1 Vol.27 No.6
バンコクレポート
タイ石油が2014年に大幅減益、原油下落が影響
国内ではグループ再編、海外では事業拡大を急ぐ

 国営タイ石油(PTT)グループの業績が曲がり角を迎えている。原油価格の大幅下落を受けて2014年のグループ連結純利益は前年比40%減の557億9500万バーツとなった。売上高は同0.3%増の2兆8500億バーツと横ばいだったが、在庫損失により石油精製大手タイオイルと石油化学IPRCが赤字に転落。PTTグループの連結純利益も2014年第4四半期(10〜12月、4Q)に赤字となった。グループの業績を支えるタイ国内の天然ガスは枯渇する懸念があり、PTTは国内外での事業拡大を急いでいる。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved