中国・アジアの工場進出情報

2015.3.15 Vol.27 No.5
ビジネスレポート
タイで高品質コーヒーを開発 日本へ本格輸出へ

 1トンの荷重に耐え、使用しないときには4段に積み重ねて保存できる「STACK」パレット、PP、PE射出成型品などを扱っているタイ生まれの日系専門商社のDoiluan Marketing & Consultant Co.,Ltd(DMC)の巽谷真治(たつみや・しんじ)社長がタイで人気が高まっているコーヒーの豆の開発、販売に乗り出した。同社はタイの日系大手食品メーカーのプラスチック容器、特殊容器などのサプライヤ−として20年の実績が有るが、コーヒー豆を手掛けるのは初めて。だが、かねてISOを取得しての品質管理や得意のパッケージ技術をコーヒー豆の真空パック包装などに生かし、「今までのコーヒー豆貿易業者にはない高品質のサービスを提供していく。昨年は1回、5トンだけを日本に輸出したが当面は1カ所の産地から10トンずつ、3カ所の産地を抱えてトータルで30トンを輸出したいのが目標です」と巽谷社長。コーヒー産地の山から適正価格で買取り、自社で選別して日本に送っている。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved