中国・アジアの工場進出情報

2015.2.15 Vol.27 No.3
クローズアップ
バングラデシュ、SEZ整備で日本専用区設置に意欲
工業用地不足解消に2021年20カ所を計画/
開発は外資頼みの一面も

 バングラデシュ政府は、2010年から検討していたSEZ(経済特区)開発を本格的に開始する。2014年秋に第1号となるモングラ地区の入札概要を決定し、現地企業「AKカーン」に開発暫定ライセンスを承認した。今年3月には同地区の落札結果が出る見通しとなっている。同国には国営のEPZ(輸出加工区)が8カ所あるが、すでに追加入居ができない状況となっており、工業用地不足を解消するためにSEZ開発を進める。なかでも昨年6,000億円の円借款支援を決定した日本に対しては、利便性の高いSEZへの進出を優遇し、「日本専用区」としての開発も視野に入れている。
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