中国・アジアの工場進出情報

2015.2.15 Vol.27 No.3
産業アナライズ<環境>
日冷工、ASEANでの冷蔵庫・エアコン国際標準化を支援
官民連携し事業組織設立/域内調整進め2016年導入目指す

 2030年には化石由来エネルギー消費量が2010年比で倍増強に引き上がると試算されているASEAN地域。経済発展に伴いエネルギー需要が増加している中、各国で省エネルギー・環境政策をすすめるとともに、日本の支援を受け省エネ基準・ラベリング制度の導入に向け「ASEANエネルギーセンター」を立ち上げ、削減目標年間5,373GWhの達成を目指し、各国での制度導入を支援している。日本側もこの動きをさらに推し進めるため、日本冷凍空調工業会(日冷工)を中心とした「基準認証イノベーション技術研究組合」(IS-INOTEK)を立ち上げ、民生部門でエネルギー消費量が多いエアコンを中心とした国際標準化事業に取り組んでいる。2016年にはASEAN全体での国際標準化を図りたい考え。
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