中国・アジアの工場進出情報
2015.1.1・15 Vol.27 No.1
バンコクレポート
タイの新規上場が増加中、10年ぶりの高水準に
今年はREITとインフラ・ファンドに注目か
タイの新規上場は2014年に計45件(不動産ファンドなどを含む)となり、前年の38件を上回った。過去10年間では2005年の55件、04年の50件に次ぐ規模となる。経済発展で中小企業の育成が進み、2部市場に相当するタイ中小企業向け株式市場(MAI)の新規上場が増えた。さらに規制緩和で不動産投資信託(REIT)やインフラ・ファンドが解禁されて、資金調達手段が多様化したことが追い風となった。タイではタクシン政権を崩壊させた2006年9月の軍事クーデターから政治が混乱、新規上場も低迷が続いていたが、タイ株式市場は一足先に正常化を迎えている。
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