中国・アジアの工場進出情報

2015.1.1・15 Vol.27 No.1
FOCUS
【台湾】2015年GDP成長率3.5%と
 輸出堅調もスマホ関連一段落/対中貿易戦略で課題

 2014年、台湾は偽装食用油問題や台中サービス貿易協定に反発した学生による立法院占拠、統一地方選挙での与党・国民党の大敗と大きく揺れた1年だった。経済面ではスマートフォンといった高機能携帯端末関連輸出がけん引し、2014年のGDP成長率は前年比1.2ポイント増の3.4%と回復する見通しで、今年も同レベルの成長が見込まれている。一方、低迷する中国経済や中韓FTA(自由貿易協定)妥結の影響、先行き不透明な政局などが景気回復を停滞させる要因となる可能性が高い。スマートフォン関連輸出も一段落することから、FTAを含めた輸出戦略をどう進めていくかが課題といえる。
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