中国・アジアの工場進出情報
2014.12.15 Vol.26 No.22
産業アナライズ<自動車>
自動車部品は大競争時代へ・後編
ねらわれる日系企業
ゼクセル(旧ヂーゼル器機)、栃木富士産業、オギハラなど、この20年間で日本国内の歴史ある自動車部品メーカーがいくつも外資に買収された。買収した主はロベルト・ボッシュ、マグナ・インターナショナル、コンティネンタル、マーレ……と、ドイツ系が圧倒的に多いが、新興国企業による買収も皆無ではない。そして現在は、インドから東南アジアにかけての地域への進出をねらう欧州勢が日系サプライヤーにねらいを定めている。自動車需要新興国のなかでは中国がいち早く投資を呼び込んだが、今後は東南アジアとインドが表舞台に上ると予想される。そしてその主役には、前回取り上げたような世界ランキングトップ10のメガサプライヤーだけではなく、特定分野の部品やユニットを得意とするサプライヤーが含まれるだろう。世界ランキングで50位いないと言えば、各国で分野別シェアの高いサプライヤーである。大型買収でなくても、日系サプライヤーはつねに買収対象として見られている。その現実から目を離すことはできないのだ。
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