中国・アジアの工場進出情報

2014.11.1 Vol.26 No.19
FOCUS <ミャンマー投資、いよいよ本格化>
双日、シティー・マートとの食品卸事業を本稼働
システムによる近代化・コールドチェーン構築に尽力/
先行者利益の獲得目指す

 双日は2013年8月、ミャンマーの総合小売業「シティ・マート・グループ」(CMグループ)と生活消費財・食品卸売事業で資本・業務提携契約を締結した。CMグループと共同で同国での卸売・物流オペレーションの近代化、効率化を推進する方針で、同年9月にはシンガポールに海外輸入品調達合弁会社「CM-Sojitz」を設立、2014年初にはCMグループを通じ冷凍・冷蔵食品卸売会社「アークティック・サン」を設立し業務を開始した。同社ではベトナムでも食品卸事業に参入しており、東南アジアでの食品卸売事業への取り組みを強化している。ミャンマーは人口5,100万人規模と今後の経済発展に伴う内需拡大で冷凍・冷蔵食品の消費増加が見込まれている一方、市場の9割がトラディショナルマート(個人商店)で占められていることからコールドチェーンの確立が課題。同社では今回の提携事業を通じ同国でのこれら課題を改善し、食品卸売事業の拡大を目指す。
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