中国・アジアの工場進出情報

2014.10.15 Vol.26 No.18
産業アナライズ<化学>
アジアの日系S−SBR拠点急拡大
第3拠点の新設に向け高性能品で攻勢

 ガソリン代が節約できる省燃費タイヤの原料ゴムとして注目され、需要が増大し続けているS−SBR(溶液重合スチレン・ブタジエンゴム)のアジア製造拠点が急拡大している。いずれも日系メーカーが先行しており、高級グレードの分野では他のアジア勢を寄せ付けないシェアを確保、各社とも同一拠点で2系列目の建設に乗り出した。さらに日本国内、東南アジアに続く第3拠点設置への動きも加速しており、検討が始まっている。過当競争の心配がないハイテク製品は日本勢の独壇場だ。
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