中国・アジアの工場進出情報

2014.10.1 Vol.26 No.17
FOCUS
急速に動き出したタイ投資
直近の投資行動とその傾向

 長く低迷していたタイ投資が回復の兆しを見せ始めた。タイへの外国資本による投資振興の根幹を成す組織「投資委員会」(BOI、産業奨励法の窓口)が、長く滞っていた大型案件に対する認可作業を本格的に再開したのだ。同国では昨年来の政治的混乱から認可作業がストップし認可額が急落。これが外国企業の失望を招き、申請ベースでも減少傾向に歯止めが止まらない状況にあった。同じASEANのインドネシアが好調であることも拍車をかけた。こうした状況はタイ経済に深刻な陰を落とし、大きな懸念材料となっていた。
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