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ビジネスレポート |
中国精螺タイランド、自動車向け鍛造部品の生産開始 |
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螺子(ネジ)などのメーカーである中国精螺(奥本松樹社長、本社=東広島市八本松飯田2-8-4)は1996年5月にタイに進出、タイ・ローカルの大手自動車部品メーカーであるサミット・オート・インダストリーズ・グループ(SAG、サンサーン社長)と合弁でサミット・チュウゴク・セイラ=SCS)を稼働しているが、同社とは別に中国精螺グループで全額を出資した中国精螺タイランド(C.S.Thailand)を2013年6月に設立、このほど本格生産を稼働した。C.S.Thailandの工場は従来のSCSと同じチョンブリ県のアマタ・ナコーン工業団地内で、アマタ・スプリング・ゴルフ場に近いレンタル工場で1.2ライ(約2,000平方メートル)。SCSはタイの自動車組立メーカー各社向けにネジ(ナット=女ネジ)を月産6千万個(現在は自動車不況でこれを下回る)製造する18ライの大工場だが、C.S.ThailandではこのSCSと製造品目がダブらないリベット、ピンなど自動車向け鍛造部品の製造販売を開始した。親会社の中国精螺と同郷である広島市に本拠を置く萬国製針(広島県広島市西区楠木町2丁目3-32)のタイ法人であるBKジャパン・ニードル(タイランド)が工場の半分を使うテナントとして入居、各種針の製造を開始した。 |
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