中国・アジアの工場進出情報

2014.8.1・15 Vol.26 No.14
安積敏政のアジア経営戦略講座
=第36回= アジアの外食市場参入の課題と展望

縮小する日本の外食市場
 外食産業には、食材、メニュー、業態により様々なカテゴリーがある。ファストフード、ファミリーレストラン、居酒屋、焼肉、中食、牛丼、カレー、ラーメン、餃子、そば・うどん、寿司、喫茶店、ディナーレストランなどがある。業界規模は、公益財団法人 食の安全・安心財団の推計によれば、2013年23兆9,046億円である。図1は、日本の外食産業の市場規模の推移を示しているが、1997年の29兆700億円をピークに減少傾向が続いている。その中でも業態別に拡大する市場と縮小する市場がある。長期的には少子高齢化・人口減に向かっている日本の外食市場が伸びるという期待は小さく、今後、企業の淘汰や再編、そして業態転換が進むものと思われる。
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