中国・アジアの工場進出情報
2014.8.1・15 Vol.26 No.14
バンコクレポート
タイの「電力危機」が再燃
電力不足で日本企業の投資にも影響か
タイの電力危機が現実になってきた。2013年はミャンマーから輸入する天然ガス田が休止、今年はタイ湾のマレーシア共同開発地域(JDA)のガス田が保守点検のため一時操業停止し、いずれもタイ国内の電力が不足した。タイは発電所の約7割が天然ガスを燃料にしているが、ガス供給がタイト化しており、大規模ガス田の供給休止がそのまま停電危機となる構造が恒常化している。まだ大事には至っていないものの、毎年そのリスクが高まっている。タイは東南アジア諸国の中で電力を安定供給できる数少ない国で、それが日本からの投資を支えているだけに先行きを危ぶむ声が出ている。
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