中国・アジアの工場進出情報

2014.8.1・15 Vol.26 No.14
FOCUS <ミャンマーの今と明日>
千代田化工、ヤンゴンでオフィス事業
建設省旧庁舎をビジネス拠点にリノベーション

 民主化の動きや経済制裁解除を受けミャンマーに進出する企業が急増し、この1〜2年の間で現地オフィスを確保することが難しくなっている。安定した電力供給や通信インフラなど事務所機能を有する物件が少ないため賃貸価格も高騰、ここ2年間で5倍以上、ヤンゴン中心部ではそれ以上に引き上がっている状況が続いている。そんな中、千代田化工建設はミャンマー建設省の旧庁舎を電力・通信環境を完備するオフィスビルにリノベーションし、現地価格レベルで賃貸するオフィス事業を開始した。すでに住友商事とJETRO(日本貿易振興機構)ヤンゴン事務所の入居が決定しており、数社が入居を検討中。外資企業からの引き合いもあることから、年末までにほぼ予定通りの入居を見込んでいる。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved