中国・アジアの工場進出情報

2014.7.1 Vol.26 No.12
産業アナライズ<化学>
韓国の石化事情〜合繊原料除き堅調
エチレン生産増勢維持/PX増設ラッシュ〜APIC2014より

 2013年における韓国の主要石化製品出荷(合成樹脂・合繊原料・合成ゴムの合計)は前年比2.2%増の2,184万トン、輸出は2.5%増の1,204万トンで、内需は1.7%増の1,079万トンといずれも増加した。合成樹脂は出荷・輸出・内需とも6%台の伸びを示したが、合繊原料は中国を中心とする大増設の影響でいずれもマイナスとなり、トータルの増加量は小幅にとどまった。2014年は出荷が2.4%増の2,236万トン、輸出が1.9%増の1,227万トン、内需が3.2%増の1,113万トンと引き続き増勢を維持する見込み。ただし、合繊原料は出荷がやや減少し、輸出は3.4%減と予想している。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved