中国・アジアの工場進出情報

2014.6.15 Vol.26 No.11
産業アナライズ<化学>
マレーシアの石化事情〜RAPID計画前進
ポリオレフィンが入超ポジションに〜APIC2014より

 2013年のマレーシア経済は、GDP成長率が4.7%と2012年の5.6%より1ポイント近く低下した。ただし、サービス部門と建設部門はそれぞれ5.9%、10.9%成長を果たしている。製造業の成長率は3.4%で、生産の半分は輸出に支えられた。2013年の貿易総額は1兆3,690億RM(リンギット)と2012年の1兆3,100億RMを抜き3年連続で過去最高を記録、16年連続で貿易黒字を達成した。輸出を主導したのは精錬銅、石油製品、LNG(液化天然ガス)、化学製品で、化学品では炭化水素とその誘導品の輸出が大幅に増加した。
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