中国・アジアの工場進出情報

2014.4.15 Vol.26 No.7
産業アナライズ<環境>
温室効果ガス、東南アジア地域に集中
 観測衛星「いぶき」による宇宙観測で明確化

 環境省とNIES(国立環境研究所)、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は3月27日、2009年1月に打ち上げた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」によるメタン濃度観測データによるメタン収支(消失・放出総量)の推定結果を発表した。これによると世界全体におけるメタン推定排出量は5億1,800万トンで、中国や東南アジア、南米・アフリカ地域からの排出量が多い結果となった。今後これらデータを詳細に分析するとともに、将来はより効果的な地球温暖化対策の政策立案への活用など幅広い展開を視野に入れる。
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