中国・アジアの工場進出情報

2014.3.1 Vol.26 No.4
産業アナライズ<環境>
アジアの水環境管理、法体制整備など着実に進展
生活排水増加で排水基準・処理確立が課題/
経済成長とのバランス考慮

 アジアの水環境は、急激な経済発展や人口増加、都市化などを背景に汚染が進んでおり、同時に洪水や干ばつといった自然災害などの影響で、人工・自然両面による水系生態系への脅威が拡大している。日本はアジアの水問題に対し、日本国内で構築した産業排水汚染や自然災害への対応ノウハウを提供し支援を行っている。2003年に開催された第3回世界水フォーラムで環境省が提唱した「アジア水環境パートナーシップ」(WEPA)も、危機的状況に陥っているアジアの水環境問題に対し、地域・国レベルによる水環境保全政策の重要性、参加国の知見を共有することで最適な解決方法を見出すことの必要性を提案。その結果、2004年にアジア11カ国が参加して事業が発足、2009年からは13カ国のパートナーシップ事業に発展している。発足以来、参加国ではそれぞれ水環境に関連した法整備が進むなどの進展が見られる一方、排水管理システムの技術・能力向上や管理システム(モニタリングなど)実施に向けたインフラ不足などが共通課題として浮上している。
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