|
|
|
投資環境スタディ |
新たな投資国として注目されるスリランカ |
|
投資は「親日」度が高い国に行うのがベストであることは、中国からの脱出、中国事業縮小を考える日本企業が急増している現状を見ても明らか。反日デモで日本食レストランや日系デパートを襲い、窓ガラスを割り、陳列している商品を盗み取っても謝罪すらしない国から出たいと考えるのは当然。一方、現在の東南アジアでは中国で発生するような過激な反日デモは考えられない。しかし筆者が毎月いる親日国のタイからも「タイプラスワン」としてタイを補完する投資先を探す在タイ日系工場が増えているのは、タイのコストアップ、人手不足に加え、最近の政治状況の不透明さ、繰り返される洪水などの問題から、今後もタイを東南アジアのハブの生産基地としながらも、労働集約部門を周辺国に移転するSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)が検討されているもの。カンボジア、ミャンマー、ラオス投資を検討するタイの日系製造業が多いが、タイが今年から全国で最低賃金を300バーツ(日給で)に上げて以来、タイの周辺各国もタイへの出稼ぎ者が急増して労働者不足となっている。記事などで紹介されることが少ないスリランカこそ筆者は「タイプラスワン」で穴場の国だと考えている。 |
|
|
|
|
|
|
|
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。 |
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved |