中国・アジアの工場進出情報

2013.12.15 Vol.25 No.22
アジア業界地図<インド編>
[化学]
自動車分野など成長分野で投資続く

 インドの石油化学産業は、自動車や家電といった耐久消費財の需要拡大を受け成長が続いている。需要は2012年実績で前年比6.7%増加し、2013年は7〜8%、2014年には13%の成長が見込まれている。現地企業による新増設計画も進展していることから、需要に応じた生産体制が整いつつあるといえる。2013年における日系企業の進出状況は、自動車分野を中心に引き続き堅調に推移している。潤滑油や顔料など世界トップレベルの市場ニーズを取り込むため、出光興産や東洋インキSCホールディングスは現地生産体制を強化。三井化学と伊藤製油も、現地ヒマシ油メーカーと合弁で環境配慮樹脂原料生産に乗り出す。産業ガスや農薬関連では早期事業化を目指し現地企業を買収、一気に事業基盤を確立する動きも見られた。
全文(PDFファイル)全文(HTMLファイル:図表含まず)

全文閲覧はAMR購読者限定のサービスです >>> まずはAMR無料サンプルを
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved