中国・アジアの工場進出情報

2013.12.15 Vol.25 No.22
アジア業界地図<インド編>
[自動車・自動車部品]
日本勢が比較優位に、部品メーカーも投資進む

 インドの景気低迷の影響は自動車販売にも現れている。燃料価格の高騰や金利の上昇、消費者マインドの低下が要因。1年近く続いている販売台数の減少は「ディワリ」期間も止まらなかった。「ディワリ」とはヒンズー教徒最大の祝祭期間で、この期間中に自動車やマンションなど大型物件を購入するのが縁起が良いとして、自動車メーカーは毎年この期間に会わせて新型車を発売するのが慣例となっている。例年大幅な売り上げ増が見込まれるこの時期に回復が見られなかったことはインド経済低迷の深刻さを表していると言えるだろう。
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