中国・アジアの工場進出情報

2013.12.1 Vol.25 No.21
ビジネスレポート
ダウェイ経済特区(DSEZ)開発の最新事情

 タイとミャンマーの両政府が主導するミャンマー南部のタニンダーリ管区ダウェイ(Dawei)のアンダマン海に面した東南アジア最大級のダウェイ経済特区(DSEZ)開発現場、そこから160キロ離れているタイ国境前後などを個人で視察してきた。ダウェイ開発は当初計画よりやや縮小して現在2万ヘクタールほどが開発面積になっているが、それでも日本が中心となって開発するヤンゴン郊外のティラワ経済特区のすべてが開発された時点での2,400ヘクタールに比べ8倍強の広さ。タイの最大手工業団地であるアマタ・ナコン工業団地は臨海のダウェイ開発区とは異なるタイ国境から5キロミャンマーに入った場所で工業団地を開発する調査を終えミャンマー政府の最終審査待ちの段階。またタイのアユタヤなどにあるロジャナ工業団地は臨海のダウェイ経済特区(DSEZ)にタイの大手建設会社であるイタリアンタイ・ディベロップメント(ITD)社と合弁で2014年稼働をめざし、当初は軽工業に絞った工業団地を建設する。日系企業だけでも600社以上が進出しているタイのアマタ・ナコン工業団地などで「タイプラスワン」を計画している日本企業に従来のタイにはなかった新たなコンセプトの工業団地を提供する。コストで国際競争力を持つ団地にし、今後、深海港も完成すればインド、欧州などへの戦略的な輸出拠点になる。ダウェイ開発プロジェクトは確実に前進しており、必ず成功することが見えたので、以下に見て聞いてきたことを報告したい。
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