中国・アジアの工場進出情報

2013.11.15 Vol.25 No.20
産業アナライズ<自動車
北朝鮮のモータリゼーション
食い込むのは中国か、韓国か…

 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は、アジアに最後に残された自動車市場である。自動車保有についての統計がなく、工業としての自動車生産の実態もまったくわからない同国だが、旧ソ連と中国がそうだったように共産圏の国も自動車化社会=モータリゼーションと無縁ではいられないだろう。ちかごろは中国で自動車取材をしていると北朝鮮の話を聞くようになった。「平壌にBYDのタクシーが走り始めた」「トラックの新型がある」などである。推定人口2400万人は台湾とほぼ同じ。ほかの国と同様に人口比3〜4%の自動車市場になるとすれば、年間70万台から100万台程度の需要が見込めることになる。この国のいまの政治体制はさて置き、普通の国民が自動車を保有するようになる課程でどのようなことが起きるかを予想してみた。積極的に支援するのはどの国の自動車メーカーか。どのような車種が必要か。あくまで個人的な予測だが、日本と地理的に近い国という意味で、考察しておいても無駄ではないだろう。
全文(PDFファイル)全文(HTMLファイル:図表含まず)

全文閲覧はAMR購読者限定のサービスです >>> まずはAMR無料サンプルを
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved