中国・アジアの工場進出情報
2013.10.1 Vol.25 No.17
バンコクレポート
タイ政府がエコカー誘致の第2弾を決定
ドイツVWとフォードが小型車で新工場建設か
タイ政府が環境対応の小型乗用車エコカーの工場誘致策を決めた。2008年に続く第2弾となる。前回はトヨタ、ホンダ、日産、三菱、スズキの日系5社がエコカーを現地生産に乗り出しており、今回はドイツ大手フォルクスワーゲン(VW)、米フォードが名乗りを上げている。インド大手タタ・モーターズが参加する可能性もある。エコカーは世界の潮流となっており、タイを「アジアのデトロイト」にする構想の実現に向けて追加措置を導入する。タイでは新優遇措置を歓迎する一方、先行する現地日系メーカーは「小型乗用車が供給過剰になる」とし、将来の競争激化を懸念する声も聞かれる。現状をリポートする。
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