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ビジネスレポート |
日本の中小製造業がタイで「実業の協業化」
カンネツ中心に「WiLL GROW タイ」が活動開始 |
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工場の生産ラインで顧客が抱える問題解決や設備環境を最適化する改善や新技術、新製品開発を手掛けるカンネツ(大阪市北区中之島3-2-18住友中之島ビル2F)は、もともと1978年6月にエンジニアの荒木稔氏(現会長)が「冷熱技術専門」の関西熱研工業として1978年に大阪府守口市で設立、1992年4月に現在のカンネツに社名変更している。1996年にタイに進出、KANNETSU THAILAND.CO.,LTD.(カンネツタイランド)として2008年には新工場もバンナー39キロに建設している。タイの下請が約束した品質や納期を守らないどころか裁判で訴えられたなど、あらゆる苦労をタイで体験してきたが、それでも「タイ大好き会社」で黒字経営が続いている。同社がタイで製造した装置、機械は、タイ市場向けに留まらず、ベトナム、インドネシアなど近隣諸国、インド、南アフリカ、ブラジルなどにも輸出している。日本とタイなどの社長を兼務する荒木努社長は「これまでの中国やタイなどアジアでちょうど20年の経験」を基に、これからタイに来る中小製造業と「実業の協業化」を図り、タイで早く成功できるフィールドを提供する「WiLL GROW タイ社」を有志と共に合弁で立ち上げた。
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