中国・アジアの工場進出情報
2013.9.1 Vol.25 No.15
産業アナライズ<自動車>
日系自動車メーカーのエンジン戦略・前編
アジア市場をどう位置付けるか
国内乗用車メーカー各社はいま、エンジンの世代交代を進めている。以前は「一度設計されると20年から25年はつかわれる」と言われたエンジンだが、排ガス規制と燃費規制がかつてないほどのペースで厳しくなっているため、近年はだんだんと短命になりつつある。改良では追い付かず、エンジンそのものを変えなければ規制を先取りできなくなった。一瞬を取り出してみれば、つねに世代交代の途上という見方もできるが、いま進められている世代交代、近い将来に実施される世代交代はエンジン設計が大きく変わる。中国、ASEAN、インドなどアジア向けのエンジンも機能・性能とコストのバランスを見ながら順次、新世代へと世代交代されるだろう。中国向けは「欧米と同レベルの性能」になり、インドは国際統一排ガスモードへの参加を表明している。日本国内の自動車需要と自動車生産が伸び悩むなか、日系自動車メーカー各社はアジア市場を死守する構えである。
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