中国・アジアの工場進出情報

2013.7.15 Vol.25 No.13
産業アナライズ<自動車>
2020年予定の中国第4段階燃費規制
「ハイブリッド有利」は実現するか

 いま、世界のメジャー自動車メーカー・グループにとって共通の関心事は燃費規制である。欧州ではEU(欧州連合)が走行1km当たりのCO2(二酸化炭素)排出規制を段階的に強化しつつある。適用はEU域内にかぎるとは言え、GMの子会社であるオペルも欧州フォードも規制の影響をもろに受けるから、米国勢にとっても無関心ではいられない。中国は2020年に第4段階の燃費規制を導入する予定だ。そして米国はCAFE(企業別平均燃費)の数値を段階的に引き上げるほか、カリフォルニアなど全米12州がZEV(ゼロ・エミッション・ビークル=無排出ガス車)規制を導入する。ZEV規制下では、一定以上の販売台数のある自動車メーカーは電気自動車かプラグイン・ハイブリッド車、あるいは燃料電池車を販売しなければならない。こうした規制強化にどう対応するか、自動車メーカー各社はいま、まさに戦略構築の最中である。なかでも中国の第4段階規制の動向がカギを握るといわれている。
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