中国・アジアの工場進出情報

2013.7.1 Vol.25 No.12
産業アナライズ<社会開発>
ベトナム・ハイフォン市、ラックフェン港湾開発着工
港湾・空港などインフラ整備推進で国際ハブ拠点化目指す

 ベトナム北部・ハイフォン市のインフラ整備計画が本格的に動き出している。国際港湾化を目指している「ハイフォン国際ゲートウェイ港プロジェクト」については、今年4月に日本のODAを活用するパッケージAの起工式を開催。防波堤などの土木工事部分については2016年中の完成、パッケージBのコンテナ停泊地の運用開始は2018年からを予定している。一方ノイバイ国際空港の補完空港として拡張を予定しているカットビ空港は、プロジェクト全体の起工式をこのほど行い、2015年9月運用開始を目指し準備を開始した。同市は積極的な企業誘致の推進に向け社会インフラ整備を推進中で、これに伴い外資系工業団地でも受け入れ態勢の拡充に動いている。ASEAN域内での拠点として、また中国南部国境に隣接するという地理的優位性を活用し、北部ハブ拠点としての飛躍を目指す。
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