中国・アジアの工場進出情報

2013.7.1 Vol.25 No.12
産業アナライズ<自動車>
第15回オート上海商品分析・その4
「サブブランド」車は売れるか

 中国政府は、外資と合弁事業を持つ国営自動車メーカーは「合弁事業でサブブランドを持つ」よう推奨している。これを受け、ことしの上海国際汽車展覧会には一汽トヨタの「朗世(RENZ)」が登場したほか、上海VW(フォルクスワーゲン)や北京現代(ヒュンダイ)などの社内からサブブランド立ち上げに向けた動きが伝わってくる。すでに販売されている上海GM五菱の「宝駿」、東風日産の「ヴェヌーシア」、広州ホンダの「理念」などは、必ずしも車展会場で一般来場者の注目が高いようには感じられなかったが、中国政府はすべての技術と商品企画を合弁会社が自前で、つまり中国側企業と外資とが共同で行うよう推奨している。外資から中国側への技術移転促進がねらいと思われるが、このサブブランドが中国国営勢の独自ブランドと非国営(独立系)自動車メーカーの立ち場を脅かすことも予想される。
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