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ビジネスレポート |
ミャンマー生産が中国での生産を上回った奥田縫製 |
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奥田縫製(岐阜市東川手2-54、奥田武彦社長、資本金1,000万円)は1960年(昭和35年)の創業、1973年(昭和48年)5月に株式会社となり、今日では紳士スラックス(メンズパンツ)専門では年間330万着を製造する最大手。日本国内では品質、納期、企画・提案力で知られ、とりわけシロセット、ウォッシャブル、ハウセット(抗菌・制菌・防臭等複合加工)での評価が高い。国内では秋田県に進出後の1982年(昭和57年)に青森県に進出、現在でも、つがる市など青森県内3カ所で工場を操業中。だが、年間生産量は国内が25万着、中国142万着、ミャンマー150万着、ベトナム12万着の計330万着(同社ホームページによる)と日本国内での生産は総生産の1割未満となり、海外最大の生産拠点がミャンマーになっている。「ミャンマーは首都ヤンゴン以外の地でさらに増産していきます」(同社)という同社ミャンマーの主力合弁工場として2003年(平成15年)4月に設立されたアジア・ローズ・マニュファクチャリング社(代表者チンムイ氏)の工場を訪問した。
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