中国・アジアの工場進出情報
2013.5.15 Vol.25 No.9
新ビジネス事情
アジアの内需時代を独自の戦略で切り拓くフマキラー
― 7年間の赤字の後に軌道に乗せた持久力、忍耐力 ―
春が来るのを待つ
アジアビジネスは、多くの会社が最初からはうまくは行かない場合が多い。そこでどうしてもうまく行くようになるまで待つ、持って行く持久力、忍耐力が必要になる。蚊取線香、マット、エアゾールなどを製造、販売するフマキラー(本社・広島県甘木市、木下一明社長)は、この持久力、忍耐力が抜群の会社である。同社がインドネシアに進出したのは極めて早く今から23年前の1990年である。
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