中国・アジアの工場進出情報

2013.5.15 Vol.25 No.9
宇塚れおんのミャンマー報告
「近くて遠い国」から「より近い国」へ (2)
再び悪化している電力事情

 3月末から現地スタッフの日報に目立つ言葉が「停電」。

 日に1時間半から2時間程度だが、連日のように起きている。このところ安定していたヤンゴンの電力が再び不安定に逆戻りしている。しかし、この状況を昨年(2012年)12月から予想していた日系企業がある。日本製ガスタービンの代理店や日本製中古発電機の輸入社他はこの状況分析で早めの対応策を準備して日本の投資家と打ち合わせていた。日系企業も情報入手が早くなったと感心していたが、当時は投資法がまだ発表されていなかったこともあるが、真剣に対応を検討する日本企業とパートナーのミャンマー企業との間で具体的事業が始まらなかった。結局、停電が増えたことに伴って、ミャンマーでの自家発電機販売市場が拡大したが、隣の国(タイ)からの素早い輸入対応で日本勢は先手を取られてしまった。
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