中国・アジアの工場進出情報
2013.5.1 Vol.25 No.8
ビジネスレポート
ミャンマーローカルのモノづくりの背景にはリッチな各種資源
注目度が高まるミャンマーについてもっと知りたいと考えている筆者は、ミャンマーで取材のアポが無い日でも白タクをチャーターして知らない場所を見学して回っている。白タクは、ミャンマーの友人や地元大手銀行の支店などで、親切で顔が広い運転手さんを紹介してもらっている。ヤンゴンでこのような白タクの代金は運転手付き丸1日で1万円に満たない。昨年あたりから輸入解禁の影響で日本製のトヨタマーク2など、程度が良い白タクに代わったが、地方では数十年ものの古い日本車が多いし、料金もヤンゴンより高い。最も高いのはマンダレー管区の首都ネーピドー(NAYPYIDAW)でヤンゴンの数倍する。これは地方ではヤンゴンと違って車の絶対数が少ないからだ。このようにして訪問することが多い最近の筆者のミャンマーのローカル企業訪問で、日本企業のビジネスチャンスにつながる可能性があるユニークなケースをいくつか紹介してみたい。私の車の運転手さんが自信を持って連れて行ってくれたミャンマーの知られないモノづくりの現場では、ミャンマーは鉱物、木材関連やモノづくりに従事する人の資源で、きわめて恵まれた国だと再認識させられた。
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