中国・アジアの工場進出情報

2013.5.1 Vol.25 No.8
産業アナライズ<化学>
不調続く台湾石化業界の現況
事故続きで2年連続エチレン減産

 台湾の石油化学業界が2年続きの不調に見舞われている。火災事故の多発など設備トラブルが収束せず、政府当局による原因究明要求もあり、安定操業できないところに需要不振が直撃、2012年のエチレン生産が350万トンを割り込むなど、過去6年間で最低の水準にまで落ち込んだ。内需も総じて不調であり、PVC(塩ビ樹脂)やAN(アクリロニトリル)などは輸出シフトで二ケタ増としたが、PTA(高純度テレフタル酸)のように原料高を転化できず、輸出量を前年の3分の2にまで絞った製品も見受けられる。難しい局面に陥った台湾石化業界の現況を見ていく。
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