中国・アジアの工場進出情報

2013.4.1 Vol.25 No.6
バンコクレポート
タイで「電力危機」が発生
現地日系企業への影響は軽微か

 タイで「エネルギー危機」が起きる懸念が高まっている。国内で消費する天然ガスの約3割はミャンマーからの輸入に頼っているが、隣国からのガス供給が4月5日から14日まで一時的に途絶えるためだ。タイでは発電所の約7割が天然ガスを燃料にしており、カンチャナブリ県などタイ西部や南部で停電するとの見方が出ている。さらにバンコク首都圏の一部工業団地でも操業に影響が出る可能性がある。タイは日本企業にとって魅力ある投資先になっている。しかし、今回の騒動はエネルギーの安定供給におけるタイの脆弱性を浮き彫りにした。
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