中国・アジアの工場進出情報
2013.3.15 Vol.25 No.5
FOCUS
東日本大震災から2年
アジアの原発建設計画、福島第一原発事故の影響軽微
電力不足解消に不可欠/東南アジアは一部先送りも
東日本大震災から丸2年。津波による被害、福島第1原子力発電所の事故が重なり、東北3県を中心とした復興は遅々として進んでいない。とくに原発事故による影響は住民の先が見えない避難生活に加え、除染作業の遅延や除染土の保管場所不足、農産物の輸出規制など多方面に及んでいる。事故機の対応も進まず原発再稼働のめども立たない日本に対し、アジアでの原発建設計画はおう盛だ。事故後から2011年中は安全対応策の実施や計画の一時停止などの動きがあったが、急激な経済成長に伴う電力需要増加で低炭素なクリーンエネルギーとしての原発ニーズは高く「安全性が担保できれば導入推進」との方針が圧倒的に多い。未整備国が多い東南アジアについても、計画は先送りするが導入方針を撤回する動きはない。一部住民による抗議活動も起こっているが、大規模化するに至っていないのが現状だ。
⇒
全文(PDFファイル)
⇒
全文(HTMLファイル:図表含まず)
ご利用に際しては会員登録が必要です
>>>
無料登録
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は
鰹d化学工業通信社
に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved