中国・アジアの工場進出情報
2013.2.1 Vol.25 No.2
トピックス
出光興産、三井化学
今夏にもベトナムでニソン製油所を着工
出光興産は今夏、タインホア省ニソンで計画している製油所・石油化学コンプレックスの建設に着手する。90億ドルを投じ、2016年第3四半期の完成および試運転を経て、2017年第2四半期に本格的な商業運転を開始する計画。「ニソン製油所」には出光興産が35.1%を出資しているほか、ペトロベトナムは25.1%、三井化学も4.7%をそれぞれ出資。処理能力は20万BPD(バレル/日)。ベトナムにおける2カ所目の製油所として期待されている。
ベトナム政府は2007年9月、拡大する需要増に対応するため製油所の建設を発表。輸入に頼る現状を打開するため、国内9カ所に製油所を建設し2025年までにその処理能力を国内需要に匹敵する111〜121万BPDとする計画を打ち出した。しかし現状では2009年2月稼働の「ズンクワット製油所」(クワンガイ省)のみで原油処理能力は14.8万BPDに過ぎない。
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