中国・アジアの工場進出情報

2013.1.1・15 Vol.25 No.1
FOCUS
<台湾>ECFA進展で対中戦略拠点に
エレクトロニクス分野強化で日系企業誘致

 2012年の台湾経済は欧米経済低迷の影響で中国向けの輸出が減少したことを受け低調に推移し、通年における実質GDP成長率は前年比2.8ポイント下落の1.3%となる見通しだ。2013年も引き続き低調な成長率となると予測される一方、中国とのECFA(両岸経済協力枠組協定)に関する具体的協議が完了することから、さらなる規制緩和で中国事業の戦略拠点としての役割が高まると見込まれている。台湾政府もECFAを機に半導体を中心とするエレクトロニクス産業分野の強化を図る意向を示しており、その一環として日系企業の誘致に積極的に取り組んでいる。日系企業の大規模進出案件は2012年で一段落しているが、ECFAを活用した中国展開に向けた生産・販売体制強化などの動きは今年も継続して行われるだろう。
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