中国・アジアの工場進出情報
2013.1.1・15 Vol.25 No.1
FOCUS
2012年のアジア進出をふりかえる
2013年はどうなる?
2012年の大きなトピックとしては「アジアリスクの顕在化」が挙げられるだろう。ひとつは中国と韓国で激化した反日の動き。小泉政権下においてもこうした動きはあったが「今回は明らかに雰囲気が違う」との声が多く聞かれた。当時は「政冷経熱」と言われ経済への影響は見られなかったこともあり楽観的な雰囲気が大勢を占めていたが、今回は販売高に影響が出たことが大きく異なったと言える。3カ国それぞれにとってマイナスしかないだけに、新政権が誕生した日韓、近くトップが交代する中国で何らかの解決策がとられることを期待したいが@反日の下地が強固になってしまったことA被害が大きかった日系企業だけでなく、現地人もこの記憶を強くしてしまったこと、などからとくに中国において今後も同様のトラブルが発生する確率は高いと言わざるを得ない。
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