中国・アジアの工場進出情報

2012.12.15 Vol.24 No.22
ビジネスレポート
今後ますます需要増のタイの「非破壊試験」機器

 「チャイナプラスワン」として中国からインドネシアやベトナムへの日本企業の投資が増え、タイからも人手不足や人件費コスト増などの「タイプラスワン」としてミャンマー、カンボジア、ラオスなどへの工場進出を検討する日系企業も多いが、タイを撤退するという話しは聞かない。トヨタ、日産、ホンダ、三菱など日系自動車組み立てメーカーのタイでの生産拡充計画が目白押しで、自動車関連を中心に数千社の日系製造業が進出しているタイからインドネシアやベトナムなどに進出してもタイを東南アジア事業の中心と位置付け、グループの技術支援本部やハイテク検査機器がそろった日系の各試験機関も東南アジアではタイだけにあるというケースがほとんど。この半年間にたまたま「非破壊試験」機器をタイで売るビジネスを展開している日系の各社を取材できる機会があったが、各社とも「今後ますますタイでの需要が増す」と期待していた。
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