5星ホテルでも比較的安く選べるタイのバンコクからミャンマーのヤンゴンに行くとホテルの高さに驚く。しかも高級ホテルほど予約ができない状況がもう長く続いている。2010年の総選挙で軍事政権の終了、民主化が進みはじめ、欧米の経済制裁解除などからミャンマー市場に対する人気が高まっており、外国の訪問客急増からヤンゴンのどのホテルも強気。そこで私の最近のヤンゴン訪問ではホテル予約に苦労した結果、古いホテルのASIA PLAZAホテル(Bogyoke Aung San Road)に初めて1泊90ドルで1週間ほど宿泊をした。そう小さなホテルではないが、数年前の宿泊代は30ドル程度だったはずのこのホテルはこの2年で3倍に上昇、「今度は100ドル」とチェックアウト時に言われた。エーシア・プラザ・ホテルのフロントがある1階のロビーから吹き抜けの2階を見ると日本語で「ミャンマー進出をトータルサポート、Myanmar-biz.com」という大きな案内を掲げている事務所が見えるので、アポ無で突然の訪問をしたところ、常勤顧問の河野広(かわの・ひろし)氏が快く応対してくれた。SMインターナショナル(www.myanmar-biz.com)というミャンマーの有力ビジネスマンの元にタイに法人を持つ日本企業4社が出資、今年、企業登録完了したミャンマー投資の総合コンサルティング会社で、この4社をまとめてバンコクからミャンマー進出したSAKUグループの作増治人(さくます・はると)社長にも後日このホテルの事務所で取材、バンコクに戻ってからも追加取材ができ、同社長のミャンマー進出の経緯を聞いた。