中国・アジアの工場進出情報
2012.7.1 Vol.24 No.12
FOCUS
マーケットの優位性、現地パートナー選定がカギ
東京工科大学大学院・目黒良門教授
東南アジアでの食品分野への進出は、生産地から需要地への変貌を遂げつつある。日本は少子高齢化が進み市場が縮小傾向にある上、富裕層向けから中間層を中心とした潜在需要が大きい東南アジアが世界の中でも魅力的な消費市場に成長しているからだ。一方、宗教的な食文化や地理的条件を背景に「進出すれば売れる」地域ではなく課題も多い。すでに進出済みの日系企業、現地食品企業への調査研究を行っている東京工科大学教授・目黒良門氏は「投入製品の市場に対する先行性・優位性があるかどうか、どの現地パートナーと手を組むかがポイントだ」と話す。
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