中国・アジアの工場進出情報
2012.7.1 Vol.24 No.12
産業アナライズ<化学>
転換期迎えたシンガポールの石化産業
投資活動は引き続き活況も課題が表面化
シンガポールは、1962年にシェルがブコム島で製油所を開所して以来、石油精製と石油化学を基幹産業として発展を続けてきた。製造業全体における34%の生産高を両産業分野が占め、世界でも有数の石化基地であるジュロン島では新増設計画がますます活発化している。しかし、石化産業では人材不足という課題が表面化、最近では政府が先端産業にも力を入れ始めるなど、同国の産業構造は転換期を迎えている。
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