中国・アジアの工場進出情報

2012.6.15 Vol.24 No.11
クローズアップ
日本産米、最大消費国・中国に照準
富裕層狙い輸出再開/クボタ・住商なども事業化

 中国へのコメ輸出が本格化する兆しが見え始めた。中国政府による日本産食品の輸入規制について産地証明書様式についての日中政府間で協議が整ったことを受け、全国農業協同組合連合会(JA全農)が4月から日本産米輸出を再開した。北京市や上海市から順次販売を開始しており、状況に応じて輸出量も拡大していく計画だ。中国では日本産米は高級品だが富裕層を中心に人気が高く、日本からの土産として購入する観光客も多い。クボタや住友商事でも相次いで事業を立ち上げ、中国大陸への参入を狙っている。検疫条件や流通面での課題も多いが、国内消費が落ち込む中で新規需要先として期待されている。
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